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Picnic Chardonnay by Two Paddocks

先月同ラベルのピノノワールについて書きましたが、今回はサムニール氏らしいエピソードを持つとても爽やかなシャルドネについてです。

カリフォルニア産等程自己顕示をしないながらも、ほど良い酸味とフルーティなアロマでNZワインの醍醐味が表現されているピクニックのシャルドネは実はもう生産されていません。ワイナリーにも我家のセラーにもなくなりました。美味しいからこの前で全部飲んじゃった そんなに美味しいのなら何故毎年造らないのか 畑で頑張って育ってもっと美味しいワインになる可能性のある別の葡萄品種があると判断されたのでしょうし、美味しいシャルドネが沢山出回っていて他との差別化が難しいのもあるでしょう。セントラルオタゴ地方はピノノワールで有名ですが、最近はリーズリングの可能性が大きく叫ばれています。リーズリングは甘いだけと誤って認知されている感がありますが、ところがどっこい リーズリングについては別の機会でご案内することにします。

ピクニック・シャルドネは2004年と2005年ビンテージに渡って造られただけです。初ビンテージの2004年モノは単純にピクニックではなく「Socialist Chardonnay(社会主義者のシャルドネ)」と言う名前が付けられていました。その名前は、クイーンズタウンの開発をめぐる意見の対立の中、当時の町長ウォーレン・クーパー氏が開発反対を主唱するサム・ニール氏を指して「シャルドネ社会主義者(ワイン好き社会主義者)」と呼んだ事に由縁します。サム・ニール氏は自分のシャルドネに皮肉でそこから名前を付け、クーパー氏にこのワイン1ケースをプレゼントし、対立は一段落を見ました。ワインは平和に貢献するんですね ワインってやっぱりステキです。

そこに詠われていたラベルとメッセージはとてもサムニールらしいものでした。

chard-label-new.jpgpicnic-chard-04.jpg

世の労働者たちよ - 乾杯だ!
君達が失うものなど喉の渇き以外には無い!
立ち上がれ!
この素晴らしいシャルドネのグラスを持ち上げろ!
パーティ(政党の意)万歳!
君達のパーティ(これは宴の意)万歳!


しかし、北朝鮮のミサイルや核の脅威にさらされている日本の身になってみると単純に笑えるものではなく、この皮肉が本当に理解されるのは金正日がNZワインを口にしてからになるのかも・・・・。

NZワインが世界平和に貢献すると信じる宿  http://www.sasanoki.co.nz

テーマ : ニュージーランド
ジャンル : 海外情報

2007 Picnic Pinot Noir by Two Paddocks

サム・ニールというハリウッド俳優をご存知でしょうか 映画・ジュラシックパークの博士と言うと「あ~」となることが多いですが、そのニール氏はNZ人 両親がワインの輸入業を営んでいた事もあり大のワイン好きです。そんな彼が世界で大注目のセントラルオタゴ地方で葡萄畑を始めたのが1992年。家族や親友が喜ぶ程度のワイン造り考えていたそうす。ところが出来たワインは本人も仰天するほどの高品質で、殆んど何でも飲んでしまう家族や友達だけ(タイプ的には私も同類です)に飲ませるにはもったいない と軌道修正し現在に至っています。現在彼がリリースしているワインの一つがピクニックというラベルのワイン。「「ワイン」と「ピクニック/アウトドア」が日本では結びつきにくいようですが、それは下記のような文化の違いがあると分析しています。

 日本人のワインに対するイメージはおしゃれをして臨む特別の機会に嗜む飲み物という事なのかしら。少なくとも昔の私はそうでした。
 NZ人の多くはキリスト教で、彼らにとって一番意味のある行事がクリスマスです。日本では商業的な意味が大きいクリスマスですが、クリスチャンにとっては自分達の一年を省みる厳かな時期です。その時期は散り散りになっている家族、友人達が皆NZの家に集い、絆を確認し合うのが習慣です。12月下旬と言えばNZは夏真っ盛りで、気持ちの良い気候、自然を謳歌します。となれば、厳かな行事の後には宴。 家族、親友が集まり、大自然の中でピクニックをしながら美味しいワインを嗜む。一年に一度、気心の知れた人達が集まり、楽しい人生のひと時をピクニックで過ごす。何という至福の時なのでしょう。日本の盆暮れ正月が気候の良い時期に来たような大イベントとなります。
 アウトドアを非日常と捉える日本と生活の延長と捉えるNZ人の概念の違いの背景には靴を脱ぐ脱がないの習慣もあるのでは

いづれにしても楽しくピクニックをしながら飲むワインは格別の味がするのは確か。サム・ニール氏がピクニックと言う名前を付けたのはこちらの夏のクリスマスという背景があり、彼の昔の良き時代を偲ぶ想いも含まれています。それが表現されたラベルがこれ
                     Picnic Wine by Two Paddocks

日本の方々にお見せすると殆んどが絶句と言うか失笑を買います。私が日本へ輸出しようと業者さんと話をしても、哀しいかなこのラベルを見せた段階でほぼ商談は終わってしまいます。 そんな批判される事の多いピクニックワインのラベルですが、「ワインショップの棚に他多数のワインと並べられていたら逆に目立つだろう」と言い切れるサム・ニール氏の度胸の良さ、頑固さには驚愕させられます。ネガティブをポジティブに捉えられる性格ゆえにハリウッドで成功を収められるのでしょう。あっぱれ、サム・ニール

 飲んでごらん このワインの魅力が分かりますよ。ワインの旨いマズイはラベルではなく、人間の舌でこそ分かるはず。口当たりは柔らかで、しっかりしたタンニンと葡萄のはつらつさがブラックベリー、バニラ、赤すぐりの香りと絶妙なバランスを保ちながら優しいエレガントな味わいへと移行し、その後に長い余韻を楽しめます。

ピクニックワインは他にリースリングとソービニヨンブランがあり、今年のビンテージがリリースされたら、またご案内します。先ずは飲まないとね

Two Paddocks のHP  http://twopaddocks.com
ささの木HP  http://www.sasanoki.co.nz

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Anchorage Wines Sauvignon Blanc 2008

酒飲みを自負する私はワインの気取ったイメージと酔い心地の悪さからNZに来るまではワインを敬遠していました。ところが こちらでNZワインを飲んでみたら何と美味しいことか そして何と楽しい事か 宝物を大発見した気分で人生が楽しくなったんだよ~

ニュージーランドのワインが現在世界中から大注目であるのは皆さんご存知の通り。そもそもニュージーランドを世界のワイン地図に載せたのは南島の北に位置するマールボロー地方産のソービニヨンブランで、その香りと爽やかさが世界に衝撃を与えたらしい。どんなかって、それは飲んでみれば明らか。一目瞭然というか一口瞭然

ここまで振っておいて今日ここで触れるのはマールボロー産ではなく、その隣のネルソン地方のアンカレッジワインです。何故かというと、マールボロー産の派手派手のソービニヨンより少し控えめでしっかりしているネルソン産の方が日本人の口に合うと私は思うから。まるでギラギラしたハリウッド女優よりも内助の功を兼ね備えた大和撫子を好む日本人男性のように(俺だけか)シックリ感があります。ここのワインは招待された結婚式で振舞われ、我が酒飲み人生でも最も過酷な二日酔いを経験する羽目になる程飲んでしまった、それくらい美味しいワインなのです。因果関係に明確な根拠はありませんが、機会があったら飲んでみな。日本にはまだ未入荷、というか私がここのワインでいつか日本に攻勢をかけようと思っているので、いつか皆さんにご案内出来る事を期待して下さい。

2008年ビンテージは4月に収穫(NZの秋は4~5月だよ)して6月12日にボトリングしたばかり。まだ若いですが、クリーンで柑橘系の香りが魅力的でバランスの取れたワインに仕上がっています。数ヵ月後が楽しみです。

アンカレッジは自前の醸造施設を立ち上げたばかりで、今後更に大注目のワイナリーですから、どうぞご注目あれ
Anchorage Wines Sauvignon Blanc 2008
Anchorage Wines Nelson Sauvignon Blanc 2008


【B&Bささの木】のHP → http://www.sasanoki.co.nz

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プロフィール

ささの木

Author:ささの木
ワナカの様子を少しでも知って頂ければと思い、筆不精の酒飲みが奮起致しました。ワナカの空気を感じて下さい。
www.sasanoki.co.nz

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